いろんな消化酵素が存在する海外サプリの世界。
きょうはそのなかでもめずらしい、グルテン・カゼインを消化するためのサプリ「グルテンイーズ」を紹介しましょう。
グルテンやカゼインは体質によっては害となる
グルテンとカゼイン―――あまり体に良くないもの…と聞いたことがあるかも知れません。
たしかにグルテンやカゼインは、昨今、様々な方面から体に有害であると語られています。
しかしそんなうわさ話だけでむやみに怖れるべきものというわけでもありません。どちらも世界中の人々が長い歴史の中でずっと摂り続けてきた栄養素です。
じゃあ別に平気なのかというと(どんな食べ物でも同じですが)大丈夫な体質なら…アレルギーでなければ…という話になります。
ただグルテンやカゼインを苦手とする体質の人は意外と多く、その場合、体への負担や害は思いの外大きいのです。
グルテンとカゼインについて軽く説明しておこう。
グルテンは小麦やライ麦などに含まれるグルテニン、グリアジンというタンパク質が水分によって結合したもので、例えば小麦粉を水で練るなどした場合に生成される。
弾力と粘り気の両方を有するので、その性質を利用してパン類や麺類などが作られるんだ。
ちなみに小麦には品種によってグルテン(正確にはその前駆体たるグルテニンとグリアジン)が多いものと少ないものがあり、多いものを粉末にしたものが「強力粉」、少ないものを粉末にしたのが「薄力粉」と呼ばれる。
- しっかりしたパンやコシの強い麺類(強力粉を多く使用)は食べるとおなかがもたれちゃうけど、ケーキ(薄力粉を使用)は平気
- カツレツやフライ(強力粉由来のパン粉を使用)は駄目だけど天ぷら(薄力粉を、グルテンが生成されないようできるだけ水で練らずに使用)は大丈夫
軽度のグルテン不耐症のひとには、そんなタイプもいるみたいだね。
カゼインは牛乳やそれに由来する乳製品に含まれるタンパク質。
非常に栄養価の高いタンパク質であり、またカルシウムと結びつきその吸収を良くする力もある。
それだけ聞くとナイスな感じだし、実際そういったプラス点を利用したカゼインプロテインなんかもある。
けれども一方、耐性のない人が摂取したら、牛乳・乳製品アレルギーの原因(抗原)になる可能性もあるんだ。
人生を台無しにする遅延型アレルギーの恐怖
昨今の欧米化した食生活においては、過剰な量のグルテンやカゼインを無意識のうちに毎日摂ってしまう場合もあります。
それゆえにこのふたつのアレルギーになってしまうひとが増えているのです。同じものを過剰に食べ続けることはアレルギーにつながります。
さらにその症状もいわゆる遅延型アレルギーとして出る場合が多いようです。
遅延型とは、文字通り症状が遅く出ること。
食後すぐに症状が出るのではなく、遅ければ数日たってから具合が悪くなっちゃったりすることです。
そしてそこがタチの悪いポイントでもあるのです。
例えば何かを食べて即座に嘔吐したり、蕁麻疹が出たらびっくりして病院に行くよね。
そこでお医者さんに状況を説明し、検査してもらって「あんたは○○のアレルギーみたいだからそいつを食べるのはやめなさい」と指示される。
なにかを食べられないのは残念だし面倒なことだけれど、こういう即時型アレルギーの場合、お医者さんの指示に従ってさえいればとりあえず問題は解決へ向かったともいえる。
やがて症状は収まり、元気を取り戻せるだろう。摂取を一定期間やめていれば、不耐症が直ってまた食べられるようになることもあるしね。
けれども遅延型アレルギーの場合、具合が悪くなるのがしばらくたってからだし、その症状も軽いものが多い。
- なんとなく元気が出ない
- なんとなくおなかが不快だ
- なんとなく頭の働きが鈍い
- なんとなく憂鬱だ
- なんとなく情緒が不安定だ
- 食後なにかとおなかが張る
- 大して食べてないのに太っている(体内の炎症によるむくみや膨満)
そんな微妙な症状が時間がたってから来るものだから、本人としてはその不調の理由に気付けない。
何の食べ物が原因だったのかなんてもう分かんなくなっている。あるいは、そもそも「食べ物が原因かも…」という発想にも至れず、自分がアレルギーなのだと察することもできない。
そうしてこれまでの習慣通り、アレルゲンとなっている食物を食べ続け、やがていつだって調子の悪い自分自身を、
「これで普通なんだ。こんなもんなんだ」
と受け入れ、あきらめるようになってしまう。
元気かつハッピーに過ごせたであろう歳月を台無しにしてしまう…それが遅延型アレルギーなんだ。
グルテンイーズはグルテンとカゼインをうまく消化する
げに恐るべきことですが、食物アレルギーは摂取した食べ物を体内でうまく処理できれば防げる場合もあります。
その処理を助けてくれるのがグルテンイーズのような消化酵素です。
グルテンイーズにはDPP-IVという独自の成分が含まれており、これがグルテンとカゼインの消化を助けてくれます。
プロテアーゼやアミラーゼの独自ブレンドもミックスされています。
さらにいえばグルテンイーズは消化酵素の専門ブランドエンザイメディカの製品。
同ブランド商品の特徴である、通常の酵素より「3倍強力で6倍以上早く働く」セラブレンド技術も使われています。
一応の注意点として述べておくけど、このグルテンイーズもあくまでサプリであってお薬ではないからね。
本格的なグルテン・カゼインアレルギーや、グルテンにより発症する自己免疫疾患であるセリアック病などを解決してくれるようなものではない、と心がけるべきだろう。
それほど深刻な状態であるなら、グルテンやカゼインの入ったものは一切摂るべきではないだろうし、なによりちゃんと病院に行ってお医者さんの指示に従うことが大切だ。
このサプリはあくまで、
- 小麦製品や乳製品は好きだけど、グルテンやカゼインがもたらす害は防ぎたい。
- ご飯ものなら脂っこいものでも平気なのに、小麦や乳製品等を使用した食事だとあっさりしたものでも胃もたれする。
- 小麦や乳製品等を含んだ食事の後、一般的な消化酵素を飲んでみてもあまり効果が感じられない(胃もたれの原因がグルテンやカゼインだから)。
- その他、小麦や乳製品等を食べると微妙に気だるくなる等、グルテン、カゼインが体質的に苦手なんじゃないかと感じることがある。
そういったひとのためのものと考えるようにしよう。
小麦や乳製品を安心して楽しむために
小麦製品や乳製品を食べ過ぎちゃったな…と感じたときに頼りとなるのがグルテンイーズです。
おいしいパンやパスタ、クリームやチーズを食べることも人生の喜びのひとつ。グルテンイーズでそれらを安心して楽しみましょう。